お客様の想いには２つあります。「言語化できている想い」と「言語化できていない想い」を誰しも持っています。

例えば・・・結婚式というシーンであれば、新郎新婦に「どうして結婚しようと思いましたか？」と質問をすると、はじめは「この人なら結婚できると思った」という想いを語ります。しかし、想いを追求していくと「この人といると、着飾らずに自然体でいられる。だから結婚しようと思った」と胸の内に秘めた言語化できていなかった想いを口にします。企業の担当者様が動画制作を行う場合であれば、もともとの動画制作への想いが「求職者へ日々の業務を伝えて入社意欲を高めたい」であっても、想いを追求していくと「職種の認知度が低くて困っている。面接をしても職種のイメージを持てていない。」などの言語化できていなかった採用課題の想いが出てきます。担当者様の考えや想いを追求し、会話を重ねた上で、改めてターゲットのニーズや課題を整理し、言語化する事が大事になってきます。

この２つの想いに気づき、想いの追求を重ね、作品の中で「想いを存在させること」、そして未来へ繋ぐきっかけを与える事が私たちストーリープランナーのミッションだと思っています。

アトムストーリーでのコンテンツ制作は、まず「どんな動画にしますか？」から入るのではなく、「なぜ動画を作ろうと思ったのですか？」といった制作の背景や目的を聞くところから始まり、課題分析を行いながら、効果を高めるために「ターゲット・掲載媒体の再確認」をしてから、コンテンツ制作の工程に進んでいきます。

ヒアリングを通して、お客様の想いを聞きながら、伝えたい想いを一緒に追求し、そこにあるストーリーを大切にしながら言葉やカタチにして、想いを届けることを目指しています。なので、個人のお客様の場合は、結婚式や記念イベントのサプライズの演出方法としてパラパラ漫画ムービーやイラストを制作するだけでなく、時にはサプライズの演出内容を企画することもあります。法人のお客様の場合は、課題やニーズに合わせた企画を提案し、制作した動画をターゲットに届けるために広告運用やSNS運用などの支援まで一緒に行うこともあります。個人のお客様であっても、法人のお客様であっても、「想いを存在させる」というミッションには変わりなく、伝えたい想いを存在させ、想いを伝えたい先に届けるために、どのスタッフも日々追求を重ねているところがアトムストーリーの魅力だと思っています。

前職でのウェディングプランナーの経験から、そこで培った「傾聴」と「共感」を心がけたヒアリング力は、アトムストーリーのミッションであるお客様の「想いを存在させる」ことにもつながっています。

私がヒアリングを行う時には「事前準備」を最も大切にしています。お客様に事前に書いていただくヒアリングシートを読みながら、当社独自の設計図を作成していくだけではなく、そのお客様の会社情報や業界リサーチを行い、企業や業界の持つ課題を調べるようにしています。サービスの事業内容やお客様からの声、競合他社はどんなところなのか。経営理念やウェブサイトで繰り返し使われている言葉など、興味を持ってとことん追求していきます。前もって準備やリサーチをしておくことで、ヒアリングはお客様の想いを引き出すことに時間をかけることができ、小さな手がかりや課題分析のヒントになるような点に気づくことができます。お客様からは「すごい、そんなに調べてくれたんですね！」「そんなことまで知ってるの！？」「伊良部さんの方がうちの会社のこと知っていますね」なんて驚かれたこともあります。

個人・法人のお客様に関係なくお客様1人１人に真剣に向き合いながら信頼関係を築いていくことが、アトムストーリーならではの作品づくりに繋がると思っています。アトムストーリーは動画制作の会社ではなく、お客様の「想いを存在させる」ために色んな視点から提案をし、カタチにする会社です。だからこそ、「傾聴」と「共感」を心がけたヒアリング力を活かしながら働けています。

始業
今週の目標確認・メールチェック・スケジュール確認・連絡対応

ヒアリング準備
ヒアリングシートや事前リサーチの情報をもとに設計図を作成します。

ヒアリング
クライアント担当者様とオンラインでヒアリングを実施します。
お客様の想いを引き出す大切な時間なので、資料や参考動画などは事前に準備しておき、ヒアリングに集中できる環境を整えてから参加するようにしています。

ヒアリング後のまとめ
ヒアリング内容を記録し、必要があれば他のチームとの連携を行います。

昼休憩

漫画家との打ち合わせ
コンテンツ制作のスケジュール調整や進捗、修正箇所などの確認を行います。

ストーリー案作成
ヒアリングでの設計図をもとにストーリーテーマを決め、ストーリー案を作っていきます。
お客様の想いを形にしていく作業なので、しっかり時間をかけて制作していきます。

翌日スケジュールの確認

終業