なかやま牧場様

株式会社なかやま牧場
(右) 会長 増成 幸子様  (左) 社長 増成 吉彦様

株式会社なかやま牧場は、自然豊かな広島・岡山に自社牧場を持ち、牛の肥育加工・販売をワンストップで事業化している企業です。「おいしい牛を育てること」に魂をかけた創業者 伯男様の想いを継ぎ、娘の幸子様、そして孫の吉彦様とバトンを繋いでこられました。
今回、会長 幸子様への『ご退任の贈り物』として当社のパラパラ漫画ムービーをご使用いただきました。

人生の節目の贈り物

――ご退任の節目にパラパラ漫画ムービーを贈りたいと思った理由を教えていただけますか?

社長 吉彦様 「感謝。お疲れさまでした」というねぎらいもあるのですが、私の祖父の名誉会長が立ち上げた会社の「想い」をこれからもつなげていきますというメッセージを今までの恩返しとして、しっかり伝えたいと思いました。
そして会社のみんなで想いを伝えたかった。サプライズにして、感動を与えて、みんなであったかい気持ちになりたいと思いました。

――幸子様はサプライズでムービーをご覧になっていかがでしたか?

会長 幸子様 みんながこんなサプライズを準備してくれていることを全然知らなかったんです。「やられた!」と驚きましたが、このサプライズには涙が出ましたね。途中から笑いになっちゃいましたけど(笑)
パラパラ漫画ムービーを見て、会社として大事にしてきたものがみんなの心の中に残っているんだなっていうことが分かりました。うまくバトンが渡せたと思いました。
みんなから色々なプレゼントをいただくより、形に残るものをいただいたという嬉しさがありました。お花ですと1〜2週間の間だけですよね。食べ物をいただいても食べてしまえばおしまい。でも今回のように形に残るプレゼントをもらったのは本当にありがたいと思います。

――無事にサプライズが成功して良かったですね。

社長 吉彦様 普通の贈り物では難しかったことが、パラパラ漫画ムービーを通して伝えられました。恥ずかしいことも伝えられたし、改めてやって良かったなと思います。
今回作っていただいたムービーは、自分も事あるごとに見返すと思いますし、飽きないし、いいですよね。モチベーションが下がった時に見たりとか。本当にいい経験、体験をさせてもらったなと思います。

「想い」を形にすることの大切さ

――パラパラ漫画ムービーを送る前には、幸子様に思いを伝えているけれど、うまく伝わらないという課題を感じていましたか?

社長 吉彦様 課題は感じていましたね。
あとで「また伝えよう」としても中々できませんから、1回頭を整理して形にするいい機会でした。

――お互いのお気持ちを改めて確認し合えたことで、コミュニケーションは変わりましたか?

社長 吉彦様 いいきっかけになりました。素直に言葉にして、感情をだしたほうがいいなって。ムービーをきっかけに小恥ずかしいことを言う癖がつきましたね。プレゼントを贈るときって相手が喜ぶかな、どうかなって考えますよね。この「考えてくれる」ことが嬉しいってよく相手からも聞きます。
今回のパラパラ漫画ムービーの作成には、結構な時間がかかりました。作成期間中、みんなが時間を割いてやってくれたから、それも一緒にプレゼントになってくれているのかなと。だから余計に相手にとっては嬉しいのかなと思っています。みんなの思いがたくさん詰まって、凝縮されたプレゼントでしたからね。

会長 幸子様 パラパラ漫画ムービーを完成させるまでのプロセスがあるじゃないですか。だからムービーの中に「想い」が詰まって形に残る。ムービーの中でみなさんが「会社をこんな風にしていきます」と言ってくれているので、この方たちが責任を持ってやっていってくれる。その安心感があります。ムービーを見返すと会社がいま上手くいっているなとか、ちょっと足踏みしているなというような目安になるかもしれませんね。


サプライズでムービーを受け取った際のお話をしてくださる会長 幸子様(右)

みんなの心を紡ぐストーリー

――制作に携わられた方々の感想はいかがでしたか?

社長 吉彦様 みんな制作が終わって満足そうな顔をしていたと思います。制作期間中は、楽しそうにしていましたね。こんな風なムービーを退任される会長に届けたいんだと伝えたら、みんな喜んで一発返事でしたね。結構楽しそうにやってくれたので僕は嬉しかったですね。
サプライズの驚かせ方もしっかり考えてくれて、みんなが「感謝を伝えたいんだな」「想いを形にしたいんだな」というのは感じました。

――完成したパラパラ漫画ムービーは、幸子様や制作に携わった方以外にも公開されましたか?

社長 吉彦様 そうですね。部長クラス以外も、課長や店長、事務所の従業員にも見ていただきました。上映後に涙する方もいらっしゃり「よかったです」と涙ながらに感想を伝えてくださる方もいました。こんなたくさんの人に見て、感動していただけて嬉しかったです。

会長 幸子様 40年来のお付き合いのある方たちがおいでくださったときに「こんなプレゼントをもらった」と見ていただいたんです。
ムービーの最後に社長が「関わる全ての人を物心両面で豊かにして行きます」という言葉を言っていて「そういうところをちゃんと引き継いでいっているんだね。良かったね」と仰っていました。それを聞いて「成長してくれたな」という気持ちになりました。

 
会長に贈られたパラパラ漫画ムービーのラストシーン

未来へつながる「想い」

――人生の節目にパラパラ漫画ムービーを制作し思いを形にされたことによって、未来への後押しになったことなどはありますか?

社長 吉彦様 今回の制作に参画した社員のさまざまな思いを聞き、そして自分も想い語ることで「将来的な会社像」をみんなにも示せたと感じましたね。私は口下手なものですから、言葉で語るより、パラパラ漫画ムービーという形にすることで、分かりやすくみんなに伝えられました。
「とりあえずムービー制作をやってみよう!」と勢いでやったことが、会長やみなさんに喜んでいただけてとても嬉しかったですし、これからのことを前向きに考えられるようになりました。

会長 幸子様 ムービーを制作してくれたことによって、会社を次につなげていく人たちが育ってくれていると感じました。この人(吉彦様)が、ムービーの中でこれからの思いを言ってくれて、覚悟ができたようでしたし。それぞれが責任を持って、進んでくれれば会社として大丈夫だと安心しました。
いままでは仕事のウエイトが高かったのですが、これからは自分自身のために残された人生をどう生きていくのかが、次の大きな仕事だと思いました。

――これから人生の中で節目があった時は、どんな機会にしたいですか?

社長 吉彦様 会社にもパラパラ漫画ムービーを取り入れて、周年記念に制作して、振り返りたいなと思っています。それを未来で将来の成長のステップにしていければと。
妻もサプライズが好きですから、プライベートでも節目節目でパラパラ漫画ムービーをサプライズとして取り入れていければいいなと思いました。
これからパラパラ漫画ムービーを検討している皆さんに、今回お受けしているインタビューが伝わればいいなと思っています。退任時などの節目にこれまでを振り返り、想いが形に残る贈り物をしたいと思っていらっしゃる方は、ぜひ真似していただきたいですね。

――本日は貴重なお話しをありがとうございました。

 

ー編集後記ー
心の中にある「想い」をしっかりと形にされたことで、動画を贈った吉彦様も、受け取った幸子様も人生の節目を無事迎えられたようでした。「この節目で会社の経営者同士から普通の母と子に戻れました」という吉彦様の言葉と、おふたりの和やかな笑顔がとても印象的でした。
動画の中であった「関わる全ての人を物心両面で豊かに」という言葉を私も大切に、これから関わる皆様の「人生の節目」をひとつひとつ丁寧に形にするお手伝いをしていきたいです。
なかやま牧場の皆様、これからも「想い」を受け継いだおいしいお肉を私たちの食卓に届けてください。

 

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